かど‐おくり【門送り】
1 葬送の際、喪家には行かず自分の家の門口で見送ること。 2 帰る人を門口まで見送ること。「悲しむ母の—、景清も跡を見返りて」〈謡・大仏供養〉
かみ‐かえり【神帰り】
陰暦10月晦日(みそか)、または11月1日に、出雲大社に集まった神々が、それぞれの国に帰ること。また、その日。《季 冬》
かみなり【神鳴】
狂言。和泉(いずみ)流では「雷」。広野に落ちて腰を打った雷が、通りかかった医者に針療治してもらい、治療代のかわりとして、五穀のためによい天候を保つことを約束して、天上に帰る。
かん‐ぎょ【還御】
[名](スル)天皇・法皇・三后が出かけた先から帰ること。転じて、将軍・公卿が出先から帰ることにいう場合もある。還幸。
かん‐けい【還啓】
[名](スル)皇太子・三后などが出先から帰ること。
かん‐こう【還幸】
[名](スル) 1 天皇が出先から帰ること。還御(かんぎょ)。 2 神が神幸先から帰ること。
かん‐こうけい【還幸啓】
還幸と還啓。天皇と皇后が行幸啓先から帰ること。→行幸啓
かん‐ぞう【萱草】
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草の総称。ノカンゾウ・ヤブカンゾウ・ニッコウキスゲ・ユウスゲなど。葉は刀身状。夏、黄や橙(だいだい)色のユリに似た大きい花を数個開き、1日でしぼむ。多くの園芸品種や...
がい‐じん【凱陣】
《古くは「かいじん」とも》戦いに勝って軍隊を引き揚げ、自分の陣営に帰ること。凱旋(がいせん)。「西郷以下の将士に総(すべ)て—に及べるは其年十二月の事なり」〈染崎延房・近世紀聞〉
がい‐せん【凱旋】
[名](スル)《「凱」は戦勝のときに奏する音楽、「旋」は帰る意》戦いに勝って帰ること。凱陣。凱帰。「故国に—する」 [補説]スポーツの国際大会などで勝って帰ることや、成功を収めて帰ることにも用い...