うきよ‐どこ【浮世床】
近世、男の髪を結った店。髪結い床。 [補説]書名別項。→浮世床
うきよどこ【浮世床】
江戸後期の滑稽本。2編5冊。式亭三馬著。文化10〜11年(1813〜14)刊。髪結い床に集まる江戸庶民の会話を通して、当時の生活を活写している。三馬死後の文政6年(1823)、滝亭鯉丈(りゅうて...
うずら‐の‐とこ【鶉の床】
ウズラの臥(ふ)す所。野宿すること、また、むさくるしい寝所のたとえ。「風はらふ—は夜寒にて月影さびし深草の里」〈新千載・秋上〉
うなぎ‐の‐ねどこ【鰻の寝床】
間口が狭くて奥行きの深い建物や場所のたとえ。
え‐とこ【餌床】
イワシなどの小魚の群れが、これをえさとするマグロなどに追われ、密集して海面から盛り上がった状態。いとこ。はみ。いき。
おお‐ゆか【大床】
1 神社の簀子縁(すのこえん)。→浜床(はまゆか) 2 寝殿造り・武家造りの、簀子縁の内側の床。広庇(ひろびさし)。
おき‐どこ【置(き)床】
床の間の床板のように作った台で、移動できるもの。狭い部屋などで、床の間代わりに使う。
おく‐どこ【奥床】
家の奥にある寝床。⇔外床。「—に母は寝(い)ねたり外床(とどこ)に父は寝ねたり」〈万・三三一二〉
おりべ‐どこ【織部床】
床の間の形式の一。天井の回り縁(ぶち)の下に、織部板とよぶ幅18〜21センチの横板を取り付け、釘を打って掛け物ができるようにしたもの。古田織部の考案という。
おん‐しょう【温床】
1 苗を早く育てるために床土(とこつち)をあたたかくした苗床。板・コンクリートなどで囲い、上をビニール・ガラスなどで覆う。熱源には堆肥(たいひ)などの発酵熱や電熱を利用。フレーム。おんどこ。《季...