ばん‐だち【番立】
江戸時代の歌舞伎劇場で、毎朝、序幕の開く前に、下級の俳優が三番叟(さんばそう)を舞って舞台を清め、大入りを祈った儀式。また、その囃子(はやし)。
ばん‐づけ【番付】
1 相撲の本場所で、力士の序列を表にしたもの。また、その体裁にならって、ある事柄について人名などを順序づけて並べた一覧表。「春場所の—」「長者—」 2 芝居などで、興行の宣伝や案内のために出され...
ばん‐て【番手】
[名] 1 紡績糸の太さを表す単位。重さ1ポンド(約454グラム)で長さ840ヤード(約768メートル)のものを一番手とする。長さが2倍、3倍のものを二番手、三番手とし、数が大きくなるほど糸は...
ばん‐め【番目】
[名]歌舞伎で、上演にあたっての分類。初め通し狂言の中の幕の順序を示したが、のちには演目の順序を示すようになった。ふつう、1番目と2番目に分けられる。 [接尾]助数詞。ものの順序を表すのに用...
パイナップル【pineapple】
パイナップル科の常緑多年草。高さ50センチ〜1.2メートル、葉は剣状で厚く、長さ60センチ〜1.5メートル。夏、茎の頂に肉穂花序をつけ、花は螺旋(らせん)状に配列する。果実は六角形の実の集まった...
パクス‐コンソルティス【(ラテン)Pax Consortis】
主要国の協調による平和秩序維持。圧倒的な国力をもつ一国が世界の秩序を維持するのではなく、いくつかの主要国の共同管理によって平和を形成・維持していこうという考え方。パックスコンソルティス。→パクス...
パクス‐ブリタニカ【(ラテン)Pax Britannica】
英国が、強大な海軍力と国際金融支配によって世界の秩序を維持していた時期をいう語。19世紀に始まる産業革命から20世紀初頭まで。パックスブリタニカ。→世界の工場 →パクスローマーナ
パラノイア【paranoia】
内因性の精神病の一型。偏執的になり妄想がみられるが、その論理は一貫しており、行動・思考などの秩序が保たれているもの。妄想の内容には、血統・発明・宗教・嫉妬(しっと)・恋愛・心気などが含まれ、持続...
ヒエラルヒー【(ドイツ)Hierarchie】
上下関係によって、階層的に秩序づけられたピラミッド型の組織の体系。狭義では、カトリック教会の教皇を頂点とする聖職者の位階制。広義では、中世の封建社会の身分秩序をさすが、現代では指揮・命令系統によ...
ひき‐こ・す【引(き)越す】
[動サ五(四)] 1 「ひっこす」に同じ。「東京へ—・す、—・すって毎日のように云って」〈漱石・虞美人草〉 2 引いて越える。また、越える。「船をささ波の山に—・して」〈欽明紀〉 3 他のものを...