ひき‐ぎわ【引(き)際/退き際】
それまでの地位・立場などから退くときの時期や身の処し方。ひけぎわ。「—が悪い」「—が肝心だ」
ひき‐く【引(き)句】
1 他の文の一節や俳句などを引用すること。また、その文句や俳句。引用句。 2 平曲で、節をつけて歌うように語る部分。⇔語り句。
ひき‐くく・る【引き括る】
[動ラ五(四)]「ひっくくる」に同じ。「一つにまとめて—・る」
ひき‐くら・べる【引(き)比べる/引き較べる】
[動バ下一][文]ひきくら・ぶ[バ下二]引き合わせて比べる。比較する。「自分の身に—・べて考えてみる」
ひき‐くる・める【引き括める】
[動マ下一][文]ひきくる・む[マ下二]「ひっくるめる」に同じ。「彼此の別なく—・めて」〈鴎外・青年〉
ひき‐ぐすり【引(き)薬】
皮膚にのばして塗る薬。ぬりぐすり。「腫物の先へ—を為よう」〈円朝・真景累ヶ淵〉
ひき‐ぐ・する【引(き)具する】
[動サ変][文]ひきぐ・す[サ変] 1 いっしょに連れて行く。引き連れる。伴う。「女衆たちを—・して駆けつけた」〈有吉・助左衛門四代記〉 2 必要なものを備える。身につける。「いかで、かうのみ—...
ひき‐こ【挽き子/引(き)子】
車屋で雇っておく、人力車夫。車引き。
ひき‐こし【引(き)越し】
「ひっこし」に同じ。「ここへ—の当時は」〈漱石・吾輩は猫である〉
ひき‐こ・す【引(き)越す】
[動サ五(四)] 1 「ひっこす」に同じ。「東京へ—・す、—・すって毎日のように云って」〈漱石・虞美人草〉 2 引いて越える。また、越える。「船をささ波の山に—・して」〈欽明紀〉 3 他のものを...