えい【影】
[常用漢字] [音]エイ(漢) ヨウ(ヤウ)(呉) [訓]かげ 〈エイ〉 1 光が物にさえぎられてできる暗い部分。かげ。「影響/暗影・陰影・形影・斜影・樹影」 2 光。「月影・灯影」 3 物の...
かげ【影/景】
《「陰」と同語源》 1 日・月・星・灯火などの光。「月の—」「木陰にまたたく灯火(ともしび)の—」 2 光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色。「湖面に雲の—を落とす」 3 目に見える...
かげ‐え【影絵/影画】
1 手・切り抜き絵・人形などを、灯火によって壁や障子などに映し出して見せる芸。また、その絵。影法師。 2 影人形のこと。
影(かげ)が射(さ)・す
1 姿や影法師がちらっと見える。また、そこに現れる。「うわさをすれば—・す」 2 よくないことなどが起こりそうな気配がする。物事の先行が怪しくなる。「戦争の—・す」
かげ‐ふみ【影踏み】
子供の遊戯の一。鬼が、仲間の影法師を踏むと、踏まれた者が次の鬼になる。
かげ‐ぼう【影法】
「影法師」の略。「—の暁寒く火を焼(た)いて/芭蕉」〈冬の日〉
かげ‐み【影身】
影法師が身に添うように、いつも寄り添って離れないこと。「—離れず世話する」
こ‐さびし・い【小寂しい】
[形][文]こさび・し[シク]なんとなくさびしい。ものさびしい。「—・い日向の中に、万千子と二人で小さい影法師を並べて遊んでいた頃の事である」〈三重吉・小鳥の巣〉
ひ‐の‐ばん【火の番】
1 火事に備えて番をすること。また、その人。《季 冬》「—の障子に太き影法師/虚子」 2 江戸幕府の職名。目付の支配に属し、江戸城内の火事の警戒にあたった。 3 大奥の女中職の一。各部屋の火の用...