み‐たち【御館】
1 国府の庁。また、領主の役所。「—に参りて申さんとて、走りて行きぬ」〈今昔・二五・一一〉 2 領主。主君。「—も上様(かみさま)も、死出の山と申す道越えさせ給ひて」〈義経記・八〉
み‐たま【御霊/御魂】
1 神霊や祖霊を尊んでいう語。「先祖の—を祭る」 2 霊威。「我(あ)が主の—賜ひて春さらば奈良の都に召上(めさ)げ給はね」〈万・八八二〉 3 「御霊祭り」の略。「あさましう、—など見るにも」〈...
みたま‐うつし【御霊移し/御霊遷し】
御霊代(みたましろ)を他の場所へ移すこと。また、その儀式。
みたま‐しろ【御霊代】
神霊の代わりとして祭るもの。御神体。
みたま‐の‐めし【御霊の飯】
御霊祭りの供え物。丸く握った飯または餅(もち)を12、3個供える所が多い。みたまめし。にだま。
みたま‐ふり【御霊振り】
⇒鎮魂(たましずめ)の祭
みたま‐まつり【御霊祭(り)】
暮れから正月にかけて行う、家々の先祖の霊を祭る行事。
みたま‐や【御霊屋】
貴人の霊を祭ってある所。霊廟(れいびょう)。おたまや。
みた‐や【御田屋】
神領の田地を管理する人のいる小屋。「神奈備(かむなび)の清き—の垣内田(かきつた)の」〈万・三二二三〉
み‐たらし【御執らし/御弓】
「みとらし」の音変化。「天皇—を用ひて刺止(つきとど)めて」〈雄略紀〉