あかる‐み【明るみ】
1 明るい所。 2 表立った所。公の場。世間。「悪事が—に出る」 [補説]2の意味で「明るみになる」と言うのは誤り。
明(あか)るみに◦出(で)る
知られていなかったことや隠されていた事実が、世間に広まる。公になる。「過去の悪事が—◦出る」 [補説]文化庁が発表した令和2年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「明るみに出る」...
あく‐ぎゃく【悪逆/悪虐】
1 人道に外れた、ひどい悪事・悪行。 2 律の八虐(はちぎゃく)の一。主君や尊属を殺そうとする罪。 3 悪いいたずら。乱暴。「酒に酔うては—仕りたるが」〈虎明狂・悪太郎〉
あく‐ごう【悪業】
仏語。悪い行為。転じて、前世で悪事をしたことによる悪い報い。⇔善業。
悪業(あくごう)の猛火(みょうか)
悪事の報いが大きいことを、燃えさかる火にたとえたもの。
あく‐さい【悪才】
悪事をする才能。悪知恵。「—にたける」
あく‐しゅ【悪趣】
仏語。現世で悪事をした結果、死後におもむく苦悩の世界。地獄・餓鬼・畜生を三悪趣という。悪道(あくどう)。⇔善趣。
あく‐しん【悪心】
恨みを抱き、悪事をしようとするよこしまな心。
悪事(あくじ)千里(せんり)を走(はし)る
《「北夢瑣言(ほくむさげん)」の「好事門を出でず、悪事千里を行く」から》悪い行いはすぐに世間に知れ渡る。→好事門を出でず
悪事(あくじ)千里(せんり)を行(ゆ)く
⇒悪事千里を走る