ぐ‐しゃ【愚者】
愚かな人。愚人。⇔賢者。
愚者(ぐしゃ)にも一得(いっとく)
《「史記」淮陰侯伝の「智者も千慮(せんりょ)に必ず一失あり、愚者も千慮に必ず一得あり」から》愚かな者でも、たまには採るべきいい考え方をするということ。
ぐしゃのよる【愚者の夜】
青野聡の小説。放浪の末帰国した日本人男性が、結婚したオランダ人女性の奔放さに翻弄される姿を描く。昭和54年(1979)発表。同年、第81回芥川賞受賞。
愚者(ぐしゃ)も千慮(せんりょ)に一得(いっとく)あり
「千慮の一得」に同じ。
ぐしゃれつでん【愚者列伝】
《原題The Dunciad》英国の詩人ポープによる擬英雄詩。1728年から1743年にかけて発表。同時代の文壇人たちを皮肉った作品。
はくちのよろこび【白痴の喜び】
《原題Idiot's Delight》シャーウッドの戯曲。1936年初演。クラレンス=ブラウン監督により映画化されている。愚者の喜び。