力(ちから)山(やま)を抜(ぬ)き気(き)は世(よ)を蓋(おお)う
《「史記」項羽本紀から。漢の劉邦に垓下で包囲されたとき、絶望した楚の項羽がうたった詩の一節》山を抜き取るほど力が強く、世を圧倒するほど気力が盛んである。抜山蓋世(ばつざんがいせい)。
なえとり‐うた【苗取り歌】
苗代で育てた苗を田植え用に抜き取るときに歌う民謡。
に‐ぬき【荷抜き】
[名](スル)運送する荷物から一部をこっそり抜き取ること。「輸送途中で—する」
ぬき‐がた【抜(き)型】
材料に押しつけて、ある形を抜き取るための型。
ぬき‐とり【抜(き)取り】
1 抜き取ること。特に、中身を盗み取ること。「荷物の—に遭う」 2 「抜き出」に同じ。
ぬき‐に【抜(き)荷】
運送中または保管中の荷物の一部をこっそり抜き取ること。また、その品。
ぬき‐ほ【抜(き)穂】
《「ぬきぼ」とも》稲の穂を抜き取ること。また、その穂。特に、大嘗祭(だいじょうさい)のとき、悠紀(ゆき)・主基(すき)の斎田の稲の穂を神饌(しんせん)用に抜き取る神事。
ね‐こそぎ【根刮ぎ】
根まですっかり抜き取ること。転じて、余さずすべてすること。ねこそげ。副詞的にも用いる。「金目のものを—盗まれる」
はね‐ぎ【跳ね木/刎木/桔木】
1 (桔木)屋根裏に取り付ける材で、梃子(てこ)の原理を利用して軒先をはね上げるようにして支えるもの。屋根の勾配(こうばい)を急にしたり厚みを増したりできるようになる。 2 物を抜き取るのに用い...
ばっ‐し【抜糸】
[名](スル)手術した切り口が癒着したあと、そこを縫い合わせていた糸を抜き取ること。