ばつざん‐がいせい【抜山蓋世】
《「史記」項羽本紀から》山を抜き取るほどの力と、世をおおいつくすほどの気力があること。英雄豪傑の力と意気の形容。力(ちから)山を抜き気は山を蓋(おお)う。
ひき‐ぬき【引(き)抜き】
1 引っ張って抜き取ること。 2 他に属している者を自分の方に所属させること。「有能な技術者の—」 3 歌舞伎および舞踊の演出で、上の衣装にしつけた糸を抜き取り、すばやくはがして下の衣装に変わる...
ひき‐ぬ・く【引(き)抜く】
[動カ五(四)] 1 引っ張って抜き取る。引っこ抜く。「雑草を—・く」 2 他に属している者を、より有利な条件を示すなどして自分の方に所属させる。「他社に—・かれる」
ひ・く【引く/曳く/牽く】
[動カ五(四)] 1 物の端を持って手近の所に寄らせる。手前に引き寄せる。 ㋐たぐり寄せる。「網を—・く」 ㋑手前に動かす。「サイドブレーキを—・く」 ㋒矢を射放つ。「弓を—・く」 ㋓(根差し...
ま‐ぬ・く【間抜く】
[動カ四]間のものを抜き取る。「かれこれ—・きゆくほどに」〈徒然・一三七〉
山(やま)を抜(ぬ)・く
《「史記」項羽本紀の「力は山を抜き、気は世を蓋(おお)う」から》山を抜き取るほど力が強大である。→抜山蓋世(ばつざんがいせい)