うじ‐の‐きょ【氏の挙】
平安時代、正月6日の叙位の際に、氏の長者が氏人の任官を朝廷に申請推挙すること。
おし‐た・てる【押(し)立てる】
[動タ下一][文]おした・つ[タ下二] 1 勢いよく立てる。高く掲げる。おったてる。「応援旗を—・てて声援する」 2 先に立てる。「リーダーを—・ててデモ行進する」 3 推挙する。「委員長に—・...
きょ【挙】
1 行動。振る舞い。くわだて。「反撃の—に出る」 2 ひきたて。推挙。「前(さき)の頭(とう)の—によりて」〈大鏡・伊尹〉
きょ【挙〔擧〕】
[音]キョ(漢) [訓]あげる あがる こぞる [学習漢字]4年 1 高く持ち上げる。「挙手」 2 多くのものの中から取り上げる。「挙用/科挙・推挙・選挙・枚挙・列挙」 3 事を起こす。起こした...
きょ‐じん【挙人】
1 律令制で、式部省の受験に推挙された大学寮の学生。こじん。 2 中国の明・清代に、科挙の郷試(きょうし)に合格し、進士の受験資格を得た者。
きょ‐たつ【挙達】
《「ぎょたつ」とも》 1 推挙されて出世すること。また、登用するよう推挙すること。「—道遠くして、忠戦の輩勇みをなすべからず」〈太平記・一三〉 2 ある事柄をとり上げて目上の人に申し出ること。〈日葡〉
ぎおう【祇王/妓王】
平家物語に登場する人物。京都の白拍子。平清盛の寵愛(ちょうあい)を受けたが、のち、自分の推挙した仏御前にその寵が移ったため、母・妹とともに尼となり、嵯峨(さが)往生院に隠棲した。 謡曲。三番...
こう‐きょ【貢挙】
1 古代中国の官吏登用の法。地方からすぐれた子弟を選抜・推薦させ、中央政府がこれを登用したこと。 2 律令制で、官吏に適格な者を推薦すること。諸国の国学から国学生を貢する貢人と、大学から大学生を...
こう‐じん【貢人】
律令制で、官吏に採用されるように推挙された諸国の国学生。→貢挙
こう・する【貢する】
[動サ変][文]こう・す[サ変] 1 貢ぎ物を差し上げる。 2 人材を推挙する。貢挙する。「諸国より—・するを貢人という」〈榊原芳野編・文芸類纂〉