てき‐た・う【敵対ふ】
[動ハ四]《「敵対」の動詞化》敵対する。対抗する。「師直公に—・ふは殿の御不覚」〈浄・忠臣蔵〉
てき‐だん【敵弾】
敵が撃った銃砲のたま。
てき‐ち【敵地】
敵の領地。敵の勢力下にある地域。
てき‐ちゅう【敵中】
敵のなか。敵地のなか。
てきちゅうおうだんさんびゃくり【敵中横断三百里】
山中峯太郎による短編の児童文学作品集。昭和5年(1930)、雑誌「少年倶楽部」4月号から9月号に連載。作品集は昭和6年(1931)に刊行。日露戦争の経験者への取材などをもとに書かれた実録冒険小説。
敵(てき)に後(うし)ろを見(み)・せる
敵に背中を向けて逃げる。「決して—・せてはいけない」
敵(てき)に塩(しお)を送(おく)る
《戦国時代、上杉謙信が、敵将武田信玄の領国の甲斐が塩の不足に苦しんでいるのを知り、塩を送らせた故事から》敵の弱みにつけこまず、逆にその苦境から救う。
てき‐にん【敵人】
《「てきじん」とも》中世、訴訟の相手方。敵方。
てき‐はい【敵背】
敵の背後。敵のうしろ側。
てきはかいぞく【敵は海賊】
神林長平によるSF小説。また、同作を第1作とする小説のシリーズ名。第1作は昭和56年(1981)「S-Fマガジン」誌に掲載。シリーズ作品中、「敵は海賊・海賊版」と「敵は海賊・A級の敵」が、ぞれぞ...