けん‐でん【硯田/研田】
文士などが生活のために物を書くのに用いる硯(すずり)を、農民が耕作する田にたとえていう語。「筆耕—」
さん‐たん【三端】
《「韓詩外伝」七から》君子の避けるべき三つのこと。文士の筆端、武士の鋒端、弁士の舌端。
さんもん‐ぶんし【三文文士】
安っぽい、または売れない小説ばかり書いている文士。また、文士を軽蔑していう語。
し【士】
[音]シ(漢) ジ(呉) [訓]さむらい [学習漢字]5年 〈シ〉 1 成人した男子。また、学識・徳行のあるりっぱな男子。「士女/隠士・義士・国士・志士・紳士・人士・壮士・文士・名士」 2 古...
した‐たる・い【舌怠い】
[形][文]したたる・し[ク] 1 物の言い方が甘えたような調子であるさま。したったるい。「女子学生の一部に流行(はや)る、あの稍々—・いような遊ばせ言葉も」〈広津和郎・風雨強かるべし〉 2 舌...
しんさんもんぶんしがい【新三文文士街】
《原題New Grub Street》ギッシングの小説。1891年発表。当時の英国の文壇事情を描いている。別邦題「当世三文文士街」。
とうかせん【桃花扇】
中国、清代の戯曲。孔尚任(こうしょうじん)作。1699年成立。明朝の滅亡と南京の盛衰を背景に、文士の侯方域(こうほういき)と名妓(めいぎ)の李香君(りこうくん)との悲恋を描いたもの。清代戯曲の代表作。
とうせいさんもんぶんしがい【当世三文文士街】
《原題New Grub Street》⇒新三文文士街
なか‐ま【仲間】
1 一緒に物事をする間柄。また、その人。「趣味を同じにする—に加わる」「飲み—」 2 地位・職業などの同じ人々。「文士の—」 3 同じ種類のもの。同類。「オオカミは犬の—だ」 4 近世、商工業者...
へいぼん【平凡】
二葉亭四迷の小説。明治40年(1907)発表。もと文士の下級官吏が回想の形で、作者自身の人生観・文学観を示し、文壇を風刺した作品。