ふげん【普賢】
「普賢菩薩」の略。 [補説]書名別項。→普賢
ふげん【普賢】
石川淳の中編小説。中世フランスの女流詩人クリスチーヌ=ド=ピザンの伝記を構想する「わたし」を主人公とする観念小説。昭和11年(1936)発表。同年、第4回芥川賞受賞。
ふげんえんめい‐ぼさつ【普賢延命菩薩】
密教で、普賢菩薩に延命を祈る際の本尊。二臂(にひ)像と、二〇臂像とがある。延命菩薩。
ふげん‐こう【普賢講】
普賢菩薩の功徳をたたえる法会(ほうえ)。
ふげん‐ぞう【普賢象】
サトザクラの栽培品種。4月ごろ、淡紅色の八重の花が咲く。雄しべが、普賢菩薩の乗る象の鼻を思わせる。
ふげん‐だいし【普賢大士】
普賢菩薩の異称。
ふげん‐だけ【普賢岳】
島原半島中央部にある山。標高1359メートル。かつては雲仙岳の最高峰だったが、平成新山の形成により現在は第二峰。
ふげん‐ぼさつ【普賢菩薩】
釈迦(しゃか)の右側に立つ脇侍。理知・慈悲をつかさどり、また延命の徳を備える。文殊(もんじゅ)とともに諸菩薩の首位に置かれ、単独でも信仰される。独尊として表されるときは白象に騎乗し、結跏趺坐(け...
ふさい‐じ【普済寺】
東京都立川市にある臨済宗建長寺派の寺。山号は、玄武山。開創は正平8=文和2年(1353)、開山は物外可什(もつがいかじゅう)。正平16=延文6年(1361)銘の石幢(せきどう)は国宝。
ふ‐しん【普請】
[名](スル)《「しん(請)」は唐音》 1 家を建築したり修理したりすること。建築工事。また、道・橋・水路・堤防などの土木工事。「離れを—する」「にわか—」 2 禅寺で、多数の僧に呼びかけて堂塔...