あけ‐く・れる【明け暮れる】
[動ラ下一][文]あけく・る[ラ下二] 1 夜が明け、日が暮れる。月日が過ぎる。一日一日が過ぎ去る。「毎日が平穏無事に—・れる」 2 熱中して終始そのことをする。ある物事に没頭する。「勉強に—・れる」
かき‐く・れる【掻き暮れる/掻き暗れる】
[動ラ下一][文]かきく・る[ラ下二] 1 (「涙にかきくれる」の形で)ひたすら泣く。「うれし涙に—・れる」 2 空などがすっかり暗くなる。「きのふけふ富士の高嶺は—・れて清見が関に降れる初雪」...
く・れる【暮れる/眩れる/暗れる】
[動ラ下一][文]く・る[ラ下二] 1 (暮れる)太陽が沈んであたりが暗くなる。夜になる。「日が—・れる」⇔明ける。 2 (暮れる)季節や年月が終わりに近づく。「今年も無事に—・れた」⇔明ける。...
思案(しあん)に暮(く)・れる
迷って考えが定まらない。「就職か進学か—・れる」
前後(ぜんご)に暮(く)・れる
どうしてよいかわからなくなる。途方に暮れる。前後に迷う。「びっくともせぬ国性爺—・れてぞ見えにける」〈浄・国性爺〉
途方(とほう)に暮(く)・れる
方法や手段が尽きて、どうしてよいかわからなくなる。「道に迷って—・れる」
涙(なみだ)に暮(く)・れる
1 涙のために目が見えないほどになる。ひどく泣き悲しむ。「別れを惜しんで—・れる」 2 泣いて月日を送る。泣き暮らす。
目(め)が暮(く)・れる
⇒暮れる6
ゆき‐く・れる【行(き)暮れる】
[動ラ下一][文]ゆきく・る[ラ下二]歩いているうちに日が暮れる。目的地に行く途中で日が暮れる。「道に迷って—・れる」