すえ‐しじゅう【末始終】
1 (副詞的にも用いる)行く末長い間。のちのちまで。「那(ああ)いう辛抱人へ還った方が—の為だぜ」〈風葉・世間師〉 「ほんとうに—見捨てないで頂戴よ」〈荷風・腕くらべ〉 2 最後。最終。「—はど...
末(すえ)四十(しじゅう)より今(いま)の三十(さんじゅう)
⇒末始終より今の三十
末始終(すえしじゅう)より今(いま)の三十(さんじゅう)
《「始終」を「四十」に掛けた言葉》将来多く得るよりも、現在少しでも手にするほうがよい。
すえ‐ずえ【末末】
1 時間的に先のほう。行く末。さきざき。将来。副詞的にも用いる。「—楽しみな少年」 2 子孫。後裔(こうえい)。「—に語り伝える」 3 空間的に先のほう。先端。「葉の—が色づく」 4 一族の中で...
すえ‐たのもし・い【末頼もしい】
[形][文]すゑたのも・し[シク]行く末が頼もしく思われる。将来が期待される。「—・い若人」
すえっ‐こ【末っ子】
いちばんあとに生まれた子供。兄弟のうちで最年少の子。ばっし。すえこ。
すえ‐つ‐かた【末つ方】
《「つ」は「の」の意の格助詞》 1 月や季節などの終わりのころ。「秋の—、いともの心細くて」〈源・若紫〉 2 一続きの物事の終末の部分。終わりのほう。「ただ—をいささか弾き給ふ」〈源・横笛〉 3...
すえつぐ【末次】
姓氏の一。 [補説]「末次」姓の人物末次平蔵(すえつぐへいぞう)
すえつぐ‐ぶね【末次船】
江戸初期、末次平蔵が安南や台湾などとの貿易を行った朱印船。
すえつむ‐はな【末摘花】
《花が茎の末の方から咲きはじめるのを順次摘み取るところから》ベニバナの別名。《季 夏》「わが恋は—の莟かな/子規」 [補説]書名別項。→末摘花