いい‐こな・す【言い熟す】
[動サ五(四)] 1 じょうずに言い表す。言葉巧みに言う。「一寸(ちょっと)したことをいかにも尤(もっと)もらしく—・して聞かせる」〈藤村・破戒〉 2 悪く言う。「いづれも気にいらぬ風情にてほめ...
いいたいろうのし【井伊大老の死】
中村吉蔵の戯曲。5幕。大正9年(1920)4月「早稲田文学」誌に発表。同年7月、2代目市川左団次、7代目市川中車らの出演により、東京歌舞伎座で初演。
いいだ【飯田】
長野県南部の市。伊那盆地南部の中心地。もと堀氏の城下町。水引工芸が特産。西部には茶の湯に最適といわれる湧水、猿庫(さるくら)の泉がある。平成17年(2005)10月、上村・南信濃村を編入。人口1...
いい‐つ・げる【言(い)告げる】
[動ガ下一][文]いひつ・ぐ[ガ下二]言葉で知らせる。告げ口する。「お銀は笑いながら笹村に—・げた」〈秋声・黴〉
いいやま【飯山】
長野県北東部の市。もと本多氏の城下町。伝統工芸品の仏壇や、スキーの製造が盛ん。また内山和紙が特産。島崎藤村の小説「破戒」の舞台。人口2.4万(2010)。
イェヌーファ【(チェコ)Jenůfa】
ヤナーチェクのオペラ。全3幕。1894年から1903年にかけて作曲。1906年改訂。プライソバー原作の戯曲「彼女の養女」に基づく。モラビアの寒村を舞台に、主人公の女性イェヌーファをめぐる愛や嫉妬...
いえ【家】
島崎藤村の小説。明治43〜44年(1910〜1911)発表。作者自身をモデルに、主人公三吉の生家小泉家と姉の婚家橋本家の、二つの旧家の退廃と没落の歴史を描く。日本自然主義文学の代表作。
イエウド【Ieud】
ルーマニア北部、マラムレシュ地方の村。14世紀創建の生神女生誕聖堂は、同地方最古の木造教会として知られ、1999年に「マラムレシュ地方の木造聖堂群」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。
いえじま‐くうこう【伊江島空港】
沖縄県国頭(くにがみ)郡伊江村にある空港。地方管理空港の一。昭和50年(1975)開港。伊江島のほぼ中央に位置する。
イエ‐プル【Yeh Pulu】
インドネシア南部、バリ島中南部の村ウブドの南東郊にある遺跡。棚田に隣接し、ヒンズー教の神々や狩りの場面の浮き彫りが施された幅約25メートルの岩壁がある。14世紀頃のものと考えられている。