しゃく【杓】
1 柄杓(ひしゃく)。 2 セリ科の多年草。高さ約90センチ。葉は羽状複葉。5〜7月ごろ、白い小花が集まって傘(かさ)状に咲く。やまにんじん。
しゃく【杓】
[音]シャク(漢) [訓]ひしゃく ひしゃく。「杓子(しゃくし)/茶杓・柄杓(ひしゃく)」
しゃく‐たて【杓立て】
茶の湯で、柄杓(ひしゃく)を立てる道具。柄杓立て。
たな‐もの【棚物】
茶の湯で、茶席の道具畳(手前畳)に据えて、水指(みずさし)・茶入れ・薄茶器・羽箒(はぼうき)・香合・柄杓(ひしゃく)・蓋置(ふたおき)などを飾るのに用いる棚の総称。袋棚・四方(よほう)棚・桑小卓...
ちゃ‐びしゃく【茶柄杓】
茶道具の一。釜(かま)から湯をくみとるときに用いる竹製の小さい柄杓。
手水鉢(ちょうずばち)の金魚(きんぎょ)
癪(しゃく)に障る意をしゃれていう語。手水鉢には柄杓(ひしゃく)が添えてあるので、「杓に触る」と「癪に障る」を掛けたもの。
つる‐くび【鶴首/鶴頸】
1 徳利・花瓶などで、口のあたりが鶴の首のように細長いもの。 2 首が長いこと。また、その首や、そういう人。 3 ユウガオの一品種。実は先が丸く基部が柄状をなし、半分に割って柄杓(えじゃく)にする。
なんと‐ろくせい【南斗六星】
夏、南の夜空に見える射手座の中心部に、柄杓(ひしゃく)を伏せた形に並ぶ6個の星。二十八宿の一つの斗宿にあたる。→斗
ひさく【柄杓/杓】
《「ひさご(瓠)」の音変化》「ひしゃく(柄杓)」に同じ。「同じ—して、白き御かゆ一をけ」〈宇津保・蔵開上〉
ひさご【瓠/匏/瓢】
《古くは「ひさこ」とも》 1 ユウガオ・ヒョウタンなどの総称。また、その果実。なりひさご。《季 秋》 2 ヒョウタンの果実を、内部の果肉を取り去って中空にし、乾燥させて容器としたもの。水・酒・穀...