とう【棟】
[常用漢字] [音]トウ(漢) [訓]むね むな 〈トウ〉 1 家屋の頂上を横に突き通す木。むな木。「上棟式・汗牛充棟」 2 長いむねの建物。「病棟・研究棟」 3 頭に立つ人。「棟梁(とうりょ...
とう‐りょう【棟梁】
1 建物の棟(むね)と梁(はり)。 2 《棟と梁は家を支える重要な部分であるところから》 ㋐一族・一門の統率者。集団のかしら。頭領。また、一国を支える重職。 ㋑仏法を守り広める重要な地位。また、...
むな【棟】
[語素]多く名詞の上に付いて「むね(棟)」の意を表す。「—木」「—札」
むな‐がわら【棟瓦】
屋根の棟をふくのに用いる瓦。熨斗(のし)瓦・雁振(がんぶ)り瓦など。むねがわら。
むな‐ぎ【棟木】
棟に渡す横木。屋根の最上部に、桁行(けたゆき)方向に取り付ける横木。むねぎ。
むな‐ふだ【棟札】
棟上げのとき、工事の由緒・年月日・建築者・工匠などを記して、棟木に打ちつける札。むねふだ。
むなもち‐ばしら【棟持(ち)柱】
神明造(しんめいづく)りで、両妻の側柱外にあって棟を支える柱。
むな‐もん【棟門】
本柱を2本立てて棟を高く上げ、屋根を切妻造りにした平入りの門。寺院の塔頭(たっちゅう)や公家の邸宅などに用いた。むねもん。むねかど。
むね【棟】
[名] 1 ㋐屋根の最も高い所。二つの屋根面が接合する部分。位置と構造により、大棟・降棟(くだりむね)・隅棟などとよぶ。 ㋑棟木(むなぎ)。 2 牛車(ぎっしゃ)の屋形の上に、前後に渡した木。...
むね‐あげ【棟上げ】
[名](スル)家を建てるとき、骨組みを組み立て、最上部に棟木(むなぎ)を上げること。また、そのときに行う儀式。上棟(じょうとう)。建前(たてまえ)。