のさ‐のさ
[副] 1 ゆっくりと歩くさま。のそのそ。「傍らの叢(くさむら)から、—と出たのは蟇(ひき)で」〈鏡花・高野聖〉 2 のんびりしているさま。「いとしづかに馬を飼うて—としてぞ居たりける」〈太平記...
のし‐あが・る【伸し上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 他をおさえて地位などが急に上がる。「一躍スターダムに—・る」 2 横柄な態度で上へあがる。「布団に—・り、やあ誰ぞ寝たやら暖かな」〈浄・万年草〉 3 つけあがる。「—・った...
の‐ほうず【野放図/野方図】
[名・形動]《「の」は接頭語。「野」は当て字》 1 人を人とも思わないずうずうしい態度。横柄なこと。また、そのさま。傍若無人。「—な性格」「—にふるまう」 2 際限のないこと。しまりがないこと。...
へん‐てつ【変哲】
[名・形動]普通と変わっていること。違っていること。また、そのさま。「悪く横柄な癖に時々—に丁寧なり」〈鏡花・日本橋〉
み‐おろ・す【見下ろす】
[動サ五(四)] 1 上方から下の方を見る。「山頂から平野を—・す」 2 見さげる。あなどる。「人を—・した横柄な態度」
役人風(やくにんかぜ)を吹(ふ)か・す
いかにも役人であるという態度でいばる。「横柄に—・す」