命(いのち)を捧(ささ)・げる
大切なもののために命を差し出す。また、死ぬ覚悟で尽くす。「社会福祉に—・げる」
命(いのち)を捨(す)・てる
1 ある目的のために死ぬ。命を投げ出す。「—・てる覚悟で取り組む」 2 生きるべきなのに死ぬ。「無謀な運転で—・てる」
命(いのち)を拾(ひろ)・う
危うく死ぬところを助かる。命拾いする。「戦乱の中でからくも—・った」
い‐めい【遺命】
死ぬ時に残した命令。ゆいめい。「故主の—を忘るる事なく」〈染崎延房・近世紀聞〉
いゆしし‐の【射ゆ獣の】
[枕]射られて傷を負った獣の意から、「心を痛み」「行き死ぬ」にかかる。「闇夜なす思ひ迷(まと)はひ—心を痛み」〈万・一八〇四〉 「—行きも死なむと思へども」〈万・三三四四〉
いわ‐がく・る【岩隠る】
[動ラ四]《石城(いわき)に隠れる意から》身分の高い人が死ぬ。お隠れになる。「神さぶと—・りますやすみしし我が大君のきこしめす背面(そとも)の国の」〈万・一九九〉
うえ‐じに【飢(え)死に/餓え死に】
[名](スル)飢えて死ぬこと。餓死(がし)。「飢饉(ききん)で—する」
う・せる【失せる】
[動サ下一][文]う・す[サ下二] 1 なくなる。消える。いなくなる。「血の気が—・せる」 2 「行く」「去る」をののしっていう語。「とっとと—・せろ」 3 死ぬ。「二十九にてなむ、—・せ給ひに...
うち‐じに【討(ち)死に】
[名](スル) 1 戦場で敵に討たれて死ぬこと。戦死。「関ヶ原の戦いで—する」 2 (「…と討ち死にする」の形で)ある物事に生命を懸けるほど打ち込むこと。「仕事と—する」
うち‐は・む【打ち塡む】
[動マ下二] 1 ほうり込む。投げ入れる。「鶯(うぐひす)の鳴くくら谷に—・めて焼けは死ぬとも君をし待たむ」〈万・三九四一〉 2 閉じ込める。押し入れる。「なほありかせそめじ。—・めて置きたるぞ...