あん・す
[動サ特活]《「あります」の音変化から》 1 「行く」「来る」の軽い丁寧語。行きます。来ます。「近い内に—・せとて背中をたたく」〈咄・あられ酒・五〉 2 (補助動詞) ㋐(「…であんす」の形で)...
いたいた‐し・い【痛痛しい】
[形][文]いたいた・し[シク]気の毒で見ていられないほど、かわいそうである。大層いたましい。「全身を覆う白い包帯も—・い」 [派生]いたいたしげ[形動]いたいたしさ[名]
いたし‐かた【致し方】
「しかた」の改まった言い方。する方法。「お気の毒ですが、—ございません」
いたわし・い【労しい】
[形][文]いたは・し[シク]《いたわりたくなる状態である、の意》 1 気の毒で同情しないではいられない。不憫(ふびん)である。「—・い身の上」 2 気苦労である。気づかわしい。「願はくは、大王...
いとおし・い【愛おしい】
[形][文]いとほ・し[シク] 1 大事にして、かわいがりたくなるさま。たまらなくかわいい。「どの子犬も—・く思う」 2 かわいそうだ。気の毒だ。「被害にあった子供たちが—・い」 3 困ったこと...
いとおし・む【愛おしむ】
[動マ五(四)] 1 かわいく思って大事にする。かわいがる。「わが子のように—・む」 2 かわいそうに思う。気の毒に思う。「身よりのない子を—・む」 3 惜しんで大切にする。「わが身を—・む」「...
うたて・し
[形ク] 1 嘆かわしい。情けない。「常に思ひ嘆くと聞きはべれば、いと—・くなむ」〈宇津保・蔵開上〉 2 気に入らない。いやだ。「こちたく酔ひののしりて、—・くらうがはしき事ども」〈栄花・つぼみ...
うら‐はずかし・い【心恥ずかしい】
[形][文]うらはづか・し[シク]なんとなく恥ずかしい。気恥ずかしい。心に恥ずかしく感じる。「わが姉ながら気の毒でもあり又—・くもあった」〈漱石・道草〉
かたわら‐いた・し【傍ら痛し】
[形ク] 1 第三者の立場から見ていて、心が痛む。はらはらする。気の毒だ。「この頃の御気色(けしき)を見奉る上人(うへびと)、女房などは、—・しと聞きけり」〈源・桐壺〉 2 第三者の立場から見て...
かたわら‐くる・し【傍ら苦し】
[形シク]《「かたわらぐるし」とも》そばで見ていて心苦しい。気の毒だ。「いみじと思ふとも、—・しき折々もやまじり給はむと」〈苔の衣・二〉