あげ‐がい【揚貝】
戦場の本陣で、軍勢引き揚げの合図として吹かれる法螺貝(ほらがい)。
しげり【茂り/繁り】
草木などが生い茂ること。また、茂った所。しげみ。「青葉の—」《季 夏》「山伏の法螺(ほら)吹立つる—かな/子規」
しゅげん‐じゃ【修験者】
修験道の行者。多くは髪をそらず、半僧半俗の姿に兜巾(ときん)をいただき、篠懸(すずかけ)・結い袈裟(げさ)を掛け、笈(おい)を負い、念珠や法螺(ほら)を持ち、脛巾(はばき)をつけ、錫杖(しゃくじ...
じん‐がい【陣貝】
昔、陣中で軍勢の進退などの合図に吹き鳴らした法螺貝(ほらがい)。
てんじく‐ろうにん【天竺浪人】
《「逐電(ちくでん)浪人」の「ちく」と「でん」を逆にした語の当て字という》住所不定で流浪する人。「僕なんぞは—で駄法螺(だぼら)を吹いて」〈魯庵・社会百面相〉
でろれん‐ざいもん【でろれん祭文】
大道芸および門付け芸の一。法螺貝(ほらがい)を吹き、短い錫杖(しゃくじょう)を鳴らしながら祭文を語るもの。「でろれんでろれん」と合の手を入れたところからいう。明治以降、寄席(よせ)芸となり、浪花...
ふき‐とおし【吹(き)通し】
1 風が吹き抜けること。また、その場所。吹き抜け。「—の廊下」 2 《「ふきどおし」とも》 ㋐風が休みなく吹きつづけること。 ㋑大言壮語や自慢話をしつづけること。「年じゅう法螺(ほら)の—」
ほう‐ら【法螺】
「ほら(法螺)」に同じ。
ほ‐ら【法螺】
[名] 1 「法螺貝」の略。 2 大げさに言うこと。でたらめを言うこと。また、その話。 [形動ナリ]利益が意外に多いさま。「これを思ふに、—なる金銀まうくる故なり」〈浮・永代蔵・四〉
ほらだんしゃく【法螺男爵】
冒険心に富み話術に長けた実在の人物、ミュンヒハウゼン男爵の体験談を元にした冒険譚「法螺吹き男爵の冒険」の主人公。1785年、ドイツ人E=ラスペが民間伝承の17編を集成して英語で出版。翌年、A=ビ...