ひょう‐ちゅう【評注/評註】
文章・詩歌などに批評・注釈を加えること。また、そのもの。
ふ‐ちゅう【付注/付註/附注】
注をつけること。また、その注。
ぶん‐ちゅう【分注】
医療・理化学分野の実験において、ピペットなどで試料となる液体を一定の容量ずつ吐出すること。
べっ‐ちゅう【別注】
量産品ではなく、特別に注文して作らせること。また、作らせた品。 [補説]「特別注文」「別製注文」の略か。
ほ‐ちゅう【補注/補註】
注釈や説明の不足しているところを補うために加えた注記。
ほん‐ちゅう【奔注】
[名](スル)水が勢いよく流れ注ぐこと。「河流数十、四走—す」〈雪嶺・真善美日本人〉
ほん‐ちゅう【本注】
平安時代、明経(みょうぎょう)家が用いた五経・論語・孝経の注釈。漢代・魏代の古注で、鎌倉時代に用いられた宋代の新注と区別していう。
ぼう‐ちゅう【傍注/旁註】
本文のわきに書き添えた注釈。
まんようしゅうしちゅう【万葉集私注】
土屋文明による万葉集の注釈書。昭和24年(1949)から昭和31年(1956)にかけて全20巻を刊行。本作により、著者は昭和28年(1953)の第9回芸術院賞受賞。
もん‐ちゅう【問注】
《問うて注(しる)す意。「もんぢゅう」とも》訴訟の原告と被告を取り調べて、その言い分を記すこと。また、訴訟の対決。裁判。「六波羅にて—すべきに定まりにけり」〈著聞集・一六〉