じょう‐ど【浄土】
1 仏語。一切の煩悩(ぼんのう)やけがれを離れた、清浄な国土。仏の住む世界。特に、阿弥陀仏の住む極楽浄土。西方浄土。「欣求(ごんぐ)—」⇔穢土(えど)。 2 「浄土宗」の略。
じょうど‐おうじょう【浄土往生】
死後、仏や菩薩の住む浄土に生まれかわること。
じょうど‐が‐はま【浄土ヶ浜】
岩手県東部、宮古市にある海岸。白色の石英粗面岩からなり、海食作用で断崖・入り江・洞穴など変化に富んだ地形をつくっている。三陸復興国立公園の代表的観光地。地名の由来は、江戸時代の天和年間(1681...
じょうど‐きょう【浄土教】
仏語。極楽浄土に往生することを説く教え。阿弥陀仏の誓いを信じ、念仏して死後に極楽浄土に生まれることを願う教え。浄土宗・浄土真宗・時宗・融通念仏宗など。浄土思想。
じょうど‐ごそ【浄土五祖】
浄土教で重んじる、中国の五人の高僧。曇鸞(どんらん)・道綽(どうしゃく)・善導・懐感・少康。
じょうど‐さんぶきょう【浄土三部経】
浄土宗・浄土真宗などで最も重んじる三種の経典。無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経。
じょうど‐しそう【浄土思想】
「浄土教」に同じ。
じょうど‐しゅう【浄土宗】
平安末期、法然上人源空を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、特に観無量寿経を重視して、専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。
じょうど‐しんしゅう【浄土真宗】
浄土宗の開祖である法然(ほうねん)の弟子の親鸞(しんらん)を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であると...
じょうど‐じ【浄土寺】
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派の大本山。山号は転法輪山。聖徳太子の創建と伝える。徳治元年(1306)西大寺の定証が中興、江戸中期から真言宗となる。本堂・多宝塔は国宝。 兵庫県小野市にある高...