たれ‐ぬの【垂れ布】
1 部屋の出入り口などに垂れ下げた布。平安時代には、帳(とばり)の役もした。「湯殿の—をときおろして」〈宇治拾遺・三〉 2 看板がわりに店に垂れ下げるのれん。「下京に目くすしあり。—に、金こ目く...
ちく‐ちく
[副](スル) 1 針などを浅く、繰り返し突き刺すさま。また、そのような痛みを断続的に感じるさま。ちくりちくり。「—(と)縫う」「心が—(と)痛む」「とげがささって—する」 2 聞く者の心に突き...
でわ‐さんざん【出羽三山】
山形県にある月山(がっさん)・羽黒山・湯殿山の総称。古来、修験道の聖地。
でわ‐じんじゃ【出羽神社】
山形県、羽黒山の山頂にある神社。祭神は伊氐波神(いではのかみ)・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。月山神社・湯殿山神社と合わせた三神合祭殿がある。三山神社。いではじんじゃ。
どくしょめいげん‐の‐ぎ【読書鳴弦の儀】
宮中で皇子誕生後7日の間、御湯殿の儀式の際に湯殿の外で漢籍の前途奉祝の文を読み、弓の弦を引き鳴らす儀式。
はぐろ‐さん【羽黒山】
山形県中西部の山。標高414メートル。月山(がっさん)・湯殿山とともに出羽三山の一。山頂付近に出羽神社がある。古くから修験道の霊場。
ふるい‐つ・く【震い付く】
[動カ五(四)] 1 感情をおさえることができないで、思わず抱きつく。「何時見てもあの女は、何だかこう水際立った、—・きたいような風をしている」〈芥川・好色〉 2 寒さや病気などのために身体がふ...
ふろ‐ば【風呂場】
入浴設備のある所。浴室。湯殿。
ふろ‐や【風呂屋】
1 湯銭を取って入浴させる浴場。また、それを業とする人。銭湯(せんとう)。湯屋。公衆浴場。 2 風呂桶など、風呂の設備や道具を売る店。 3 風呂桶を据えた部屋。浴室。湯殿。「帰りて、—に入らせ給...
ほとぎ【缶】
《古くは「ほとき」》 1 昔、水などを入れた瓦製の器。胴が太く口が小さい。「—を打って舞ひ給ふ」〈太平記・二六〉 2 湯殿で、産湯(うぶゆ)を使うのに用いたかめ。「御湯参る。…取り入れつつ、むめ...