せ‐じり【瀬尻】
瀬の終わるところ。また、瀬の終わりの、淵(ふち)などになろうとするところ。⇔瀬頭。
せ‐ぜ【瀬瀬】
《「せせ」とも》 1 多くの瀬。「宇治川の—のしき波しくしくに妹は心に乗りにけるかも」〈万・二四二七〉 2 その時々。折々。「見し人の形代ならば身に添へて恋しき—のなで物にせむ」〈源・東屋〉
せそこ‐ひめうみしだ
ウミユリ綱ウミシダ類に属する棘皮動物。平成15年(2003)に沖縄県本部町瀬底島周辺の海底で発見された。水深約10〜20メートルのサンゴ礁の海底の転石の裏側などに生息し、腕長3センチメートル以下...
せた【瀬田】
(古くは「勢田」とも)滋賀県大津市の地名。琵琶湖南端の、瀬田川への流出口にある。近江八景の一つ「瀬田の夕照(せきしょう)」で知られる。
せた‐おり【瀬田折り】
着物のすそをからげて帯に挟むこと。せたからげ。あずまからげ。
せた‐からげ【瀬田絡げ】
⇒瀬田折り
せた‐がわ【瀬田川】
滋賀県、琵琶湖南端から流出する川。東岸の瀬田、西岸の石山は東海道の渡河点。京都府で宇治川、下流で淀川となる。
せた‐しじみ【瀬田蜆】
シジミの一種。大津市瀬田など琵琶湖とその下流水系に分布。4月ごろが美味。《季 春》
せた‐の‐からはし【瀬田の唐橋】
滋賀県大津市の瀬田川に架かる旧東海道の橋。「瀬田の夕照(せきしょう)」は近江八景の一。瀬田の橋。瀬田の長橋。
せた‐の‐ながはし【瀬田の長橋】
「瀬田の唐橋(からはし)」の異称。「槙のいたも苔むすばかりなりにけり幾世へぬらむ—」〈新古今・雑中〉