益体(やくたい)も無(な)・い
役に立たない。無益だ。つまらない。でたらめだ。「今みたいな—・いことをしていちゃ」〈宮本・伸子〉
やく‐な・い【益無い】
[形][文]やくな・し[ク] 1 かいがない。無益である。つまらない。「後に遺して面倒こそあれ—・いこと」〈露伴・五重塔〉 2 困ったことである。「御気色かはりて、—・しとおぼしたるに」〈大鏡・...
ゆう‐えき【有益】
[名・形動]利益があること。ためになること。また、そのさま。「—なアドバイス」「夏休みを—に使う」⇔無益。
よしなし‐もの【由無し物】
つまらないもの。無益・無用のもの。「この石は、女どもこそ—と思ひたれども」〈宇治拾遺・一三〉
よしなし‐わざ【由無し業】
たわいのないしわざ。無益な行為。「などかくはするぞ。—する」〈宇治拾遺・一〇〉
る‐ちん【縷陳】
[名](スル)「縷述」に同じ。「徒らに無益の痴情を—して」〈菊亭香水・世路日記〉