きん‐もつ【禁物】
1 してはならない物事。また、しないほうがよい物事。「病気に酒は—だ」「油断は—」 2 好ましくないもの。嫌いなもの。「百姓は春のじとじと降り続く雨が—だと書いてあるよ」〈宇野浩二・苦の世界〉
ぎ‐ぶつ【偽物】
にせもの。偽造品。贋物(がんぶつ)。
ぎ‐ぶつ【擬物】
物になぞらえること。
ぎょ‐ぶつ【御物】
天子の所有品。室町時代以降、将軍家の什宝(じゅうほう)に対しても使われたが、現代の制度では宮内庁にある御物台帳に記載されているものをさす。ごもつ。ぎょもつ。「正倉院—」
ぎょ‐もつ【御物】
⇒ぎょぶつ(御物)
ぎんみ‐もの【吟味物】
江戸時代、吟味筋(すじ)によって裁判が行われる刑事事件。
くい‐もの【食(い)物】
1 食べる物。食物。「—にありつく」 2 自分の利益のために人やものを利用すること。また、その利用される人やもの。「悪徳商法の—になる」
くくり‐もの【括り物】
くくり染め(絞り染め)にしたもの。「巻き染め、むら濃、—など染めたる」〈枕・一五九〉
くさ‐くだもの【草果物】
食用になる草の実。イチゴ・ウリなど。ふつうの果物が木にできるのと区別していう。〈和名抄〉
くさ‐もの【臭物】
葱(ねぎ)・韮(にら)・蒜(ひる)などをいう女房詞。