うど【独活】
ウコギ科の多年草。山野に生え、高さ約1.5メートル。茎は太く、葉は羽状複葉で、互生する。夏、薄緑色の雄花と雌花とが球状につく。若芽は柔らかく、香りがあり、食用。栽培もされる。《季 春 花=夏》「...
うど‐の‐き【独活の木】
オシロイバナ科の常緑高木。葉は大きく、楕円形。雌雄異株。初夏、白い花が咲く。熱帯産で、日本では沖縄・小笠原などに自生。名は、材が柔らかで役に立たないのでいう。おおくさぼく。沖縄あおき。
独活(うど)の大木(たいぼく)
《ウドの茎は木のように長くなるが、柔らかくて材としては使えないところから》からだばかり大きくて役に立たない人のたとえ。
うど‐め【独活芽】
1 ウドの若芽。紫色をし、あえ物などに使う。めうど。《季 春》 2 タラノキの若芽。ゆでて、酢味噌あえや浸し物・汁の実にする。香気がウドに似る。たらのめ。《季 春》
つち‐たら【独活】
ウドの古名。〈和名抄〉
どっ‐かつ【独活】
ウドの根茎やシシウドなどの根を乾燥したもの。漢方で発汗・解熱・鎮痙(ちんけい)・鎮痛薬などに用いる。羌活(きょうかつ)。