せき‐せき
[副]《動詞「せ(急)く」の連用形を重ねた語》動作が続けて起こるさま。ひっきりなしに。しばしば。「風の夜は、—回る火の用心」〈浄・天の網島〉
せけん‐ぎ【世間気】
見えをはり、外聞を気にすること。世間体(せけんてい)を繕う心。「兼ねて用心せよと、—のかしこき人の言ひしらせける」〈浮・織留・六〉
そう‐し【壮士】
1 壮年の男性。意気盛んな男性。 2 明治中期、自由民権運動の活動家。また、政党に雇われた用心棒や運動員についてもいった。
たしな・む【嗜む】
[動マ五(四)] 1 このんで親しむ。愛好する。「酒を—・む」 2 このんでそのことに励んでいる。芸事などの心得がある。「謡曲を—・む」 3 つつしむ。気をつける。用心する。「少しは行いを—・み...
大事(だいじ)を取(と)・る
軽々しく物事をしない。用心し、自重する。「—・って仕事を休む」
だんじょ‐ほう【断叙法】
修辞上で、接続の関係を示す語を省くなどして、文章の力を強めたり、余韻をもたせたりする法。例えば「一筆啓上、火の用心、おせん泣かすな、馬肥やせ」の類。⇔接叙法。
ちゅう‐い【注意】
[名](スル) 1 気をつけること。気をくばること。「よく—して観察する」「日々健康に—する」 2 悪いことが起こらないように警戒すること。用心すること。「交通事故に—する」 3 気をつけるよう...
問(と)うに落(お)ちず語(かた)るに落(お)ちる
人に聞かれたときは用心をして秘密をもらさないが、自分から語るときは不用意に口をすべらしてしゃべってしまう。
と‐ばしり【迸り】
1 飛び散る水。しぶき。「床に滴る—をよける用心にと」〈荷風・つゆのあとさき〉 2 まきぞえ。とばっちり。「事故の—がかかる」
なま‐ば・む【生ばむ】
[動マ四]なんとなく怪しく見える。どことなくうさんくさい。「用心の最中、—・うたる人の疲れ乞ひするは、夜討ち強盗の案内見る者か」〈太平記・三三〉