とめ‐がわ【留(め)川】
漁猟を禁じている川。
とめ‐き【留(め)木】
《「とめぎ」とも》香木を焚いて、香を衣服などに移し留めること。香水の香りもいう。「品のいい香水の—」〈大仏・帰郷〉
とめ‐ぎ【止(め)木/留(め)木】
1 物を固定させるための木。 2 江戸時代、山林の保護のため、切ることを禁じられていた木。停止木(ちょうじぼく)。
とめ‐ぐ【留(め)具】
はなれたり動いたりしないようにとりつける小さな器具。
とめ‐だて【留(め)立て】
[名](スル)他人の行動を制止すること。「よけいな—はしない」
とめ‐な【止め名/留め名】
芸能界・角界などで、名人上手と言われた人の芸名をだれにも継がせないで止めてしまうこと。落語界では古今亭志ん生、桂文治など。相撲の四股名では雷電、玉錦、双葉山など。また、歌舞伎役者では、その芸の家...
とめ‐ぬい【留(め)縫い】
裁縫で、縫い糸の末端に留めを作って縫うこと。
とめ‐ば【留(め)場】
1 江戸時代、一般人の漁猟・伐採を禁じた所。→御留場(おとめば) 2 江戸時代の歌舞伎劇場で、花道の揚げ幕の奥、西の木戸口の脇にあった場内取り締まりの若者の詰め所。また、その若者。
とめ‐ばり【留(め)針/止(め)針】
1 裁縫で、合わせ目や折り目に仮に刺してとめておく針。待ち針。 2 物が動かないように刺してとめておく針。ピン。
とめ‐びょうし【留(め)拍子】
能で、1曲の最後にシテが足拍子を二つ踏むこと。また、その足拍子。能を模した歌舞伎舞踊でも、幕切れに主要な役が二つ足拍子を踏むことをいう。