ちゅう‐しん【注進】
[名](スル)《「注」は、しるす意》事件を書き記して上申すること。転じて、事件を急いで目上の人に報告すること。「御—に及ぶ」「事の始終を上司に—する」
ちょう‐おん【寵恩】
目上の人から受けた、いつくしみの深い恩。
ちょう‐じゃ【長者】
1 《「ちょうしゃ」とも》年上の人。また、目上の人。年長者。 2 《「ちょうしゃ」とも》徳のすぐれている人。また、穏やかな人。「そこは温厚の—だから、別段激した様子もなく」〈漱石・吾輩は猫である...
ちょう‐じょう【長上】
1 年長であること。目上であること。また、その人。「—に敬意を払う」 2 律令制で、毎日出仕する官の総称。交替で勤務する番上(ばんじょう)に対していう。長上官。
ちょっ‐かん【直諫】
[名](スル)遠慮することなく率直に目上の人を、いさめること。「忠臣が—する」
ちん‐じょう【陳情】
[名](スル)目上の人に、実情や心情を述べること。特に、中央や地方の公的機関、または政治家などに、実情を訴えて、善処してくれるよう要請すること。また、その行為。「国会に—する」「—団」
つかえ‐まつ・る【仕へ奉る】
[動ラ四]《動詞「つか(仕)える」の連用形+動詞「まつ(奉)る」から》 1 「仕える」の謙譲語。おつかえ申し上げる。「降る雪の白髪までに大君に—・れば貴くもあるか」〈万・三九二二〉 2 目上の人...
つか・える【仕える】
[動ア下一][文]つか・ふ[ハ下二] 1 目上の人のそばにいて、その人に奉仕する。「師に—・える」「父母に—・える」 2 役所などの公的な機関につとめる。官職に就く。「宮中に—・える」 3 神仏...
つか‐まつ・る【仕る】
[動ラ五(四)]《「つこうまつる」、または「つかえまつる」が「つかむまつる」となって音変化したもの》 1 「する」「行う」の謙譲語。目上の人のためにあることをする。また、自己の「する」動作を、話...
つかわ・す【遣わす】
[動サ五(四)]《連語「つか(使)わす」の意味が発展して一語化したものという。3が原義であるが、後に敬意が薄れて下位者を派遣するだけの場合にも用いる》 1 目上の人が目下の者に対して人などを行か...