かいだん‐せき【戒壇石】
律宗・禅宗などの寺院の前に立てた石標。寺院全体を戒壇と見立てたもの。多くは「不許葷酒入山門(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)」の句を刻む。結界石。
かい‐チタンせき【灰チタン石】
基本的な化学組成をチタン酸カルシウム(CaTiO3)とする複酸化物からなる鉱物。高温で等軸晶系、低温でペロブスカイト構造という結晶構造をとる。超塩基性岩、アルカリ深成岩、キンバーライト中などに産...
かい‐ちょうせき【灰長石】
斜長石の一。カルシウムに富み、白色または灰白色で、半透明の柱状結晶。三斜晶系。玄武岩・斑糲岩(はんれいがん)中などに多い。アノーサイト。
かいほう‐せき【海泡石】
マグネシウムを含む含水珪酸(けいさん)鉱物。多孔質・不透明で、きめが細かい粘土状の石。乾燥すると水に浮くほど軽くなる。喫煙具のパイプなどに用いる。ミアシャム。メアシャム。セピオライト。セピオ石。
かいりょく‐せき【海緑石】
雲母類の一種。ふつう泥岩や砂岩の中に青緑色の微粒として存在する。単斜晶系。続成作用の過程ででき、浅海性の堆積岩(たいせきがん)にのみ存在。イオン交換剤として硬水の軟化に用いられ、カリウムの原料に...
かいれん‐せき【灰簾石】
カルシウム・アルミニウムなどを含む複雑な含水珪酸塩鉱物(けいさんえんこうぶつ)。緑簾石(りょくれんせき)の仲間で、結晶片岩に柱状結晶として存在する。斜方晶系。バナジウムを含む青紫色で透明なものは...
かがく‐かせき【化学化石】
地層中に残された生物に由来する有機物の痕跡。有機物そのものが残るほか、炭素の同位体比の分析などで生物由来の有機物の痕跡であることが明らかになる場合がある。地球上における生命の起源を探る上で重要な...
かがみ‐いし【鏡石】
1 表面が滑らかでつやがあり、ものの影がよく映る石。鏡岩。 2 手水鉢(ちょうずばち)の前に置く石。
かく‐いし【角石】
方形に切った石。四角な石材。
かくせん‐せき【角閃石】
1 ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・アルミニウムなどを含み、組成が変化に富む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。単斜晶系または斜方晶系。透閃石・直閃石・緑閃石など多くの種類がある。 2 普通角閃石...