やく‐せん【役銭】
1 中世、所得に応じて課された銭納の雑税。酒屋役・倉役などの類。 2 江戸時代、大工・桶屋・石屋・鳶職(とびしょく)など、主に商工業者に課せられた雑税。
やく‐ぜん【躍然】
[ト・タル][文][形動タリ]いきいきと目の前に現れるさま。「—と大空裏に描き出している」〈漱石・虞美人草〉
やくよう‐せっけん【薬用石鹸】
医療で浣腸(かんちょう)・洗浄などに用いる石鹸。また、殺菌消毒剤を加えた石鹸。
やけあとのイエス【焼跡のイエス】
石川淳の短編小説。昭和21年(1946)、雑誌「新潮」10月号に発表。終戦後の上野の闇市を背景に、浮浪児を救世主イエス‐キリストに見立てた作品。
やけ‐いし【焼け石】
火で焼けて、熱くなった石。
やけいし‐だけ【焼石岳】
岩手県西南部、秋田県境近くにある山。奥羽山脈の南端に近く、焼石連峰の主峰。標高1548メートル。山腹に沼地・湿地があり、湿性植物が豊富。ブナの原生林も見られる。栗駒国定公園の一部。
焼(や)け石(いし)に水(みず)
《焼け石に水を少しばかりかけてもすぐ蒸発してしまうことから》努力や援助が少なくて、何の役にも立たないことのたとえ。
やげん‐ぼり【薬研彫(り)】
金石類に文字などを彫るのに、薬研の形状、すなわち断面がV字形になるように彫ること。また、そのもの。→丸彫り
やさしいことば【やさしい言葉】
石垣りんの第4詩集。昭和59年(1984)刊行。
やし‐ゆ【椰子油】
ココヤシの実の胚乳(コプラ)を圧搾して得られる白ないし淡黄色の脂肪。成分はラウリン酸などのグリセリドで、石鹸(せっけん)・マーガリンなどの原料とする。コプラ油。→パームオイル