いのもと‐そう【井の許草】
イノモトソウ科の多年生のシダ。石垣やがけなどに生える。胞子葉は長さ20〜60センチ、洋紙質で細長い羽片に分かれ、葉の縁が反り返って胞子嚢(ほうしのう)群を覆う。栄養葉は縁に不規則なぎざぎざをもつ...
イヒチオール【(ドイツ)Ichthyol】
黄褐色の油状の液体。古代の海中生物の化石成分からとり出される。消炎・殺菌剤として使用。イクチオール。
い‐ひょう【意表】
[名・形動]全く考えていなかったこと。また、そのさま。意外。「相手の—に出る」「平岡の問は実に—に、無邪気に、代助の胸に応えた」〈漱石・それから〉
いび
奄美(あまみ)・沖縄地方で、ウタキ(御岳)とよばれる聖域の中の神が鎮座する場所。自然石や大木を依代(よりしろ)とする。最高の神職である女性以外は立ち入れない。「いべ」ともいい、「威部」と当てて書く。
イビティ【Ibity】
マダガスカル中央部の地域名。アンチラベの南約25キロメートル、アンカラナ山塊のイビティ山を中心とする支脈を含む。水晶、アメシスト、トルマリンをはじめ、宝石の産地として知られる。
い‐ぶつ【異物】
1 普通とは違ったもの。違和感を与える奇異なもの。 2 体内に入ってきて、または体内に発生して、周囲の体組織になじまないもの。「目に—が入る」「腹部の—を摘出する」 3 死体。死骸(しがい)。「...
いぶつ‐にくがしゅ【異物肉芽腫】
《医学では肉芽腫は「にくげしゅ」という》体内に侵入した異物を好中球・マクロファージ・リンパ球などが取り囲み、肉芽組織を形成し、結節状になったもの。傷口から入った砂や石、金属、毛髪、動植物のとげ、...
いぶり【胆振】
北海道の旧国名。北海道南西部にあたり、現在の胆振総合振興局と後志(しりべし)・渡島(おしま)・石狩・上川(かみかわ)各総合振興局・振興局の一部を含む。
北海道中南部の総合振興局。局所在地は室...
いほうせい‐じしゃく【異方性磁石】
ある特定の方向に強く磁化した磁石。等方性磁石に比べ磁気特性に優れ、吸着力が強い。モーターなどの電気製品に幅広く用いられる。
いぼ‐いし【疣石】
外部が黒褐色で、砂石がまじり、内部が空になっている石。岩壺(いわつぼ)。袋石(ふくろいし)。