い‐れい【違例】
[名・形動] 1 いつもと違うこと。また、そのさま。「父が向うから来るという—な事が」〈漱石・行人〉 2 からだの調子が平常と違うこと。貴人についていう。病気。不例。「御迎へに人を奉らせ給ひたり...
いれ‐こ・む【入れ込む/入れ籠む】
[動マ五(四)] 1 人や物を1か所に入れる。他のものの中に入れて、位置させる。「余計な石や植木などを—・んだらしい庭の造り方」〈有島・或る女〉 2 熱中する。夢中になる。のぼせる。「パソコン...
いろ・う【色ふ/彩ふ/艶ふ】
[動ハ四] 1 美しいいろどりをしている。映える。「いかばかり思ひおくとも見えざりし露に—・へる撫子(なでしこ)の花」〈和泉式部集・下〉 2 色が美しく交じる。「かざしの花の色々は秋の草に異な...
いろう‐ざき【石廊崎】
静岡県、伊豆半島南端の岬。海食を受けた断崖が続く。灯台・石室(いろう)神社がある。石室崎。
いろ‐ざし【色差(し)】
《「いろさし」とも》 1 色をつけること。彩色。着色。 2 顔などの色つや。色のぐあい。「御—まことにめでたく御心地よげに見えさせ給ひけるが」〈沙石集・一〉
いろ‐しすう【色指数】
1 星の色を数量的に示す尺度。写真等級から実視等級を引いた差で表す。赤い星ほど大きい値となる。 2 火成岩分類の基準の一。岩石中に含まれる有色鉱物の割合を百分率で表す。
いわ【岩/巌/磐】
1 地殻を形づくっている堅い物質。 2 石の大きなもの。岩石。いわお。「一念—をも通す」 3 (「錘」「沈子」とも書く) ㋐漁網を沈めるためにつけるおもり。 ㋑船のいかり。「—下ろすかたこそなけ...
いわ‐えのぐ【岩絵の具】
日本画に用いる鉱物質の絵の具。藍銅鉱・孔雀石(くじゃくせき)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)などを粉にして精製して作る。群青・緑青・代赭(たいしゃ)など。水に溶けないので膠(にかわ)をまぜて用い...
いわ・える【結わえる】
[動ア下一][文]いは・へる[ハ下一]「ゆわえる」の音変化。「油揚の胴を干瓢で—・えた稲荷鮨の恰好に似たもの」〈漱石・道草〉
いわ‐かき【岩垣】
《「いわがき」とも》 1 岩が垣根のように取り囲んでいる所。「見し人もなき山里の—に心長くも這(は)へる葛(くず)かな」〈源・総角〉 2 岩石で築いた垣根や塀。〈日葡〉