いわ‐かど【岩角】
岩石のかど。また、岩石の突き出た所。
いわ‐がく・る【岩隠る】
[動ラ四]《石城(いわき)に隠れる意から》身分の高い人が死ぬ。お隠れになる。「神さぶと—・りますやすみしし我が大君のきこしめす背面(そとも)の国の」〈万・一九九〉
いわ‐き【岩城/石城】
1 岩で囲まれた、石のとりでのような所。岩窟(がんくつ)。 2 棺を納める石室。「事しあらば小泊瀬(をはつせ)山の—にも隠らば共にな思ひ我が背」〈万・三八〇六〉
いわ‐き【岩木/石木】
1 岩石と樹木。 2 感情を持たないもののたとえ。木石(ぼくせき)。「だれが—だと思うもんか」〈逍遥・当世書生気質〉 3 亜炭の古称。
いわくに【岩国】
山口県東部の市。瀬戸内海に面する。もと吉川(きっかわ)氏の城下町、明治以後は繊維工業地として発展。臨海地帯は第二次大戦後、石油化学コンビナートが成立。錦川に錦帯橋が架かる。天然記念物シロヘビの生...
いわ‐くら【岩倉】
石造りの倉。いしぐら。
いわ‐ぐみ【岩組(み)】
1 庭園などの岩石の配置。また、その岩石。石組み。 2 芝居の舞台などで用いる、張り子の岩。 3 岩石が重なり、入り組んでいる所。「谷の—葛(つづら)折り」〈浄・傾城酒呑童子〉
いわしみず【石清水】
「石清水八幡宮」の略。
いわしみず‐はちまんぐう【石清水八幡宮】
京都府八幡市八幡高坊にある神社。旧官幣大社。祭神は品陀別命(ほんだわけのみこと)・息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)・比売大神(ひめおおかみ)。貞観元年(859)宇佐八幡宮を勧請(かんじょ...
いわしみず‐ほうじょうえ【石清水放生会】
石清水八幡宮で毎年9月15日(もとは陰暦8月15日)に行われる祭り。宇佐八幡宮の放生会にならったもの。魚や鳥を山川に放つのでこの名がある。