ビッグ‐ブラザー【big brother】
英国のジョージ=オーウェルの小説「一九八四年」に登場する架空の独裁者。転じて、国民を過度に監視しようとする政府や政治家を指す。パノプティコンと同じく監視社会の例えとして用いられる。
びてき‐かんきょう【美的環境】
芸術の制作や鑑賞に関係する自然や社会の環境。
ビバリッジ‐ほうこく【ビバリッジ報告】
1942年、経済学者ビバリッジ(W.H.Beveridge)を長とする委員会が英国政府に提出した社会保障制度に関する報告書。戦後の英国社会保障制度の基礎となった。
びょう【眇】
[ト・タル][文][形動タリ]非常に小さいさま。取るに足りないさま。「元来(どだい)此(この)—たる人間の智力から割出したものは」〈魯庵・社会百面相〉
びょうてき‐とばく【病的賭博】
貧困・家庭崩壊・個人生活の破綻など社会的に不利な状況に陥っても賭博を繰り返す精神疾患。依存症の一種。ギャンブル依存症。ギャンブル障害。病的ギャンブリング。
びょうどう‐けん【平等権】
すべての国民が法の下に平等に取り扱われ、人種・信条・性別・社会的身分などによって差別されない権利。→法の下の平等 →日本国憲法第14条
びょう‐へい【病弊】
物事の内部にひそむ弊害。「現代社会の—」
ビルマしき‐しゃかいしゅぎ【ビルマ式社会主義】
ネ=ウィン政権下のビルマ(現ミャンマー)で1962年から1988年まで行われた独自の社会主義政策。産業・貿易を国家が統制し、外国との接触を制限する閉鎖的な政策を採用したが、経済活動は停滞し、国連...
びんぼうはただしい【貧乏は正しい!】
橋本治による若者向けの啓蒙書。副題「17歳のための超絶社会主義読本」。漫画雑誌「ヤングサンデー」に連載され、平成6年(1994)に刊行。シリーズ化され、続編4冊が刊行された。
びんぼう‐ゆるぎ【貧乏揺るぎ】
[名](スル) 1 「貧乏揺すり」に同じ。 2 (「貧乏揺るぎもしない」の形で用いる)ほんの少し動くこと。「中々—もしない困り物だ」〈魯庵・社会百面相〉