てい‐くう【低空】
空中の低い所。地面や水面に近い空間。⇔高空。
てい‐くう【停空】
[名](スル)「停空飛翔」に同じ。「ハチドリが—する」
てい‐しんくう【低真空】
日本のJIS(日本産業規格)で定められた真空の区分の一。真空度が100パスカル以上を指す。大気圧で示すと、上空約60キロメートル以下の圧力範囲に相当する。→中真空 →高真空 →超高真空
てん‐くう【天空】
広々とした空。大空。「—をかけ巡る」
トリチェリ‐の‐しんくう【トリチェリの真空】
トリチェリの実験で作られた、ガラス管上部の真空。
なか‐ぞら【中空】
[名]空の中ほど。中天。「—までも立ち昇る烈々とした炎の色は」〈芥川・地獄変〉 [形動ナリ] 1 どちらともきまらないさま。中途半端。「いづ方にも寄らず—にうき御宿世なりければ」〈源・柏木〉...
ながめ‐の‐そら【眺めの空】
物思いに沈みながら見る空。「心の通ふならば、いかに—も物忘れし侍らむ」〈源・賢木〉
なつ‐ぞら【夏空】
夏の空。夏の晴れたまぶしい空。《季 夏》「—へ雲のらくがき奔放に/誓子」
はつ‐そら【初空】
《「はつぞら」とも》 1 元日の空。《季 新年》「—のたまたま月をのこしけり/万太郎」 2 初めてその季節らしく感じられる空。「ほととぎす—、卯月一日は衣がへとて」〈浮・永代蔵・一〉
はん‐くう【半空】
天のなかほど。なかぞら。「—に仰ぎたる煙火の明滅を」〈芥川・開化の殺人〉