うかがい‐あし【窺ひ足】
抜き足差し足でこっそり歩くこと。忍び足。「表の方には六蔵が戻りかかって、—」〈浄・矢口渡〉
うかがい‐し・る【窺い知る】
[動ラ五(四)]すでにわかっていることをもとにして推測し、そのあらましを知る。だいたいの見当をつける。「表情から自信のほどを—・る」「—・れない内情」
うかが・う【窺う】
[動ワ五(ハ四)] 1 すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。「鍵穴から中を—・う」 2 ひそかにようすを探り調べる。「顔色を—・う」「ライバル会社の動きを—・う」 3 一部分から全体を推し量っ...
うか‐ねら・う【窺狙ふ】
[動ハ四]ようすを見ていて好機をねらう。うかがいねらう。「この岡に雄鹿(をしか)跡(ふ)み起こし—・ひかもかもすらく君故にこそ」〈万・一五七六〉
うか‐ねらう【窺狙ふ】
[枕]狩りで獣などの通った跡を見てねらうところから「跡見(とみ)」にかかる。「—跡見山雪のいちしろく」〈万・二三四六〉
うか‐み【窺見】
相手方を見張ること。敵方のようすをさぐること。また、その人。斥候(せっこう)。物見。「近江の京より倭の京に至るまでに、処々に—を置く」〈天武紀〉
き【窺】
[人名用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]うかがう のぞき見る。うかがう。「窺見・窺知/管窺」
き‐そく【窺測】
[名](スル)うかがいはかること。推測。
き‐ち【窺知】
[名](スル)うかがい知ること。「作曲家としての天分を—するに足りる」〈谷崎・春琴抄〉
き‐ゆ【窺窬】
[名](スル)隙(すき)をうかがいねらうこと。