すす‐たけ【煤竹】
《「すすだけ」とも》 1 すすけて色が赤黒くなった竹。「—の茶筅(ちゃせん)」 2 煤払いに用いる竹。先の方に枝葉を残したもの。《季 冬》
すず‐たけ【篠竹】
イネ科の植物。日本特産で、山地の樹下に密に茂り、高さ1〜3メートル。行李(こうり)や細工物の材料にし、竹の子は食用。すず。みすず。
せい‐ちく【成竹】
《蘇軾「篔簹谷偃竹記」から。竹の絵を描くとき、胸中にその構図を描いたのち始める意から》前もって立てている計画。十分な見通し。成算。「胸中已(すで)に—ある千々岩は」〈蘆花・不如帰〉
せき‐ちく【石竹】
ナデシコ科の多年草。高さ約30センチ。全体に粉白色を帯びる。初夏、紅・白色などの5弁花を開く。中国の原産で、観賞用に栽培。瞿麦(くばく)。からなでしこ。《季 夏》「—やおん母小さくなりにけり/波郷」
ぜい‐ちく【筮竹】
占いに用いる、50本の細い竹の棒。竹製のめどぎ。
そぎ‐だけ【削ぎ竹】
先を削いでとがらせた竹。
たいみん‐ちく【大明竹】
イネ科の植物。高さ3〜5メートル。稈(かん)の表面に多数の細い縦線がある。葉は線形で細長く、ねじれることが多い。九州南方諸島および沖縄の原産で、観賞用。
たか【竹】
[語素]他の語の上に付いて複合語をつくる。たけ。「—むら」「—はら」
たけ【竹】
1 イネ科タケ亜科の多年生植物の総称。長く横にはう地下茎から地上茎がまっすぐに伸びる。茎には節があり、節と節の間は中空。地下茎から出た若芽を竹の子といい、食用にする。花はふつう数年から数十年の周...
たしみ‐だけ【た繁み竹】
生い茂っている竹。「本には、い組竹生(お)ひ、末(すゑ)へには—生ひ」〈記・下・歌謡〉