ふ【経】
[動ハ下二]「へ(経)る」の文語形。
ふつぬし‐の‐かみ【経津主神】
日本神話の神。磐筒男神(いわつつのおのかみ)と磐筒女神の子。香取神宮の祭神。天孫降臨に先立って、出雲に行き、大己貴命(おおなむちのみこと)を説いて国土を献上させた。
へ‐あが・る【経上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 段々に昇進する。成り上がる。「理事長に—・る」 2 年をとる。「猫の—・りて、猫またになりて」〈徒然・八九〉
へ‐まさ・る【経勝る/経優る】
[動ラ四]時日がたつにつれて次第にすぐれていく。「昔よりもあまた—・りておぼさるれば」〈源・朝顔〉
へ‐めぐ・る【経巡る/歴回る/経回る】
[動ラ五(四)]あちこちをまわって歩く。方々を旅行してまわる。遍歴する。「諸国を—・る」
へる【経る/歴る】
[動ハ下一][文]ふ[ハ下二] 1 時日が過ぎる。時がたつ。「20年の歳月をへて工事が完成した」 2 その場所を通る。通過する。経由する。「アメリカをへてヨーロッパへ行く」 3 ある定まった過程...
わな・く【絞く/経く/縊く】
[動カ四]首をくくる。また、首をしめる。「—・きて死(まか)るらくのみ」〈垂仁紀〉