おし‐え【押(し)絵】
厚紙を花鳥・人物などの形に切り抜き、綿をのせて美しい布で包み、物に貼り合わせた細工。羽子板・壁掛けなどに用いる。
おとこ‐え【男絵】
1 平安時代、女絵(おんなえ)に対して使われた語。その意味ははっきりしないが、一説に、彩色の絵、また専門絵師の絵ともいう。「—など、絵師恥づかしうかかせ給ふ」〈栄花・根合〉 2 男の姿を描いた絵...
おどけ‐え【戯け絵】
おどけたところのある絵。ざれ絵。
おもちゃ‐え【玩具絵】
江戸時代末から明治時代まで多くあった、子供を対象とした一種の絵草紙。1枚の紙に、種々の品物・動植物・着せ替え人形・組み立て絵・年中行事などが印刷してあった。
おんな‐え【女絵】
1 平安時代、男絵(おとこえ)に対して使われた語。情趣に富んだ濃彩の絵をいうとするが、その内容ははっきりしない。一説には、墨がきの絵といい、素人絵のことともいう。「をかしげなる—どもの、恋する男...
かい【絵〔繪〕】
[音]カイ(クヮイ)(漢) エ(ヱ)(呉) [学習漢字]2年 〈カイ〉彩色を施して描いたもの。え。「絵画」
〈エ〉
に同じ。「絵師・絵図・絵本・絵馬/油絵・影絵・口絵・砂絵・墨絵・錦絵・蒔絵...
かいてん‐のぞきえ【回転覗き絵】
⇒ゾートロープ
かがみやまこきょうのにしきえ【加賀見山旧錦絵】
浄瑠璃。時代物。11段。容楊黛(ようようたい)作。天明2年(1782)江戸外記座初演。松平周防守(すおうのかみ)邸内での草履打ち事件と加賀騒動とを題材にしたもの。翌年、歌舞伎に移入。鏡山。加賀...
かき‐え【書(き)絵】
筆でかいた絵。肉筆の絵。摺り絵や押し絵に対していう。
かくし‐え【隠し絵】
絵の中に、よく注意して見なければわからないように工夫して、他の絵を描き込んであるもの。さがし絵。