ぜったい‐がいねん【絶対概念】
親・子などのように他の概念と相関して意義をなす相対概念に対して、それ自身で独立して明確な意味を持っていると見なされてよい概念。例えば、家・木など。しかし概念はすべて何らかの意味で他の概念と関係し...
ぜったい‐きせい【絶対寄生】
寄生生物にとって、宿主となる生物体が生きた状態であることが必須なこと。生体内でのみ繁殖する微生物や生きた植物体からしか養分の供給ができない菌類などに見られる。近年研究が進み、絶対寄生の菌類の一部...
ぜったい‐くうかん【絶対空間】
ニュートンによって導入された、すべての運動を記述するための基準となりうる静止空間。のちに、光の媒質と考えられた静止エーテルに対応する空間とも考えられたが、相対性理論によってその存在を否定された。
ぜったい‐くっせつりつ【絶対屈折率】
光が真空からある媒質に入射するときの、その境界面における屈折率。入射角の正弦と屈折角の正弦との比であり、真空中の光の速度cと媒質中の光の速度vの比c/vに等しい。
ぜったい‐くんしゅせい【絶対君主制】
絶対主義による君主制。絶対王制。
ぜったい‐けいご【絶対敬語】
ある人物に、人称や場面にかかわらず常に一定の表現を用いる敬語の使い方。上代における神や天皇などの自尊敬語はその典型。現代では、公的な場では「父が〜と申しております」のように言うが、昭和の初めのこ...
ぜったい‐けん【絶対権】
権利の内容が特定の物または法益を直接に支配することから、すべての人に対して主張できる権利。物権・人格権など。対世権(たいせいけん)。⇔相対権。
ぜったいけんきせい‐さいきん【絶対嫌気性細菌】
《「絶対嫌気性菌」とも》⇒偏性嫌気性細菌
ぜったい‐こうアルカリきん【絶対好アルカリ菌】
好アルカリ菌のうち、phが9以上でのみ生育する微生物。偏性好アルカリ菌。
ぜったいこくぼう‐けん【絶対国防圏】
太平洋戦争中に日本が絶対に確保すべき領域として定めた地域。千島列島からマリアナ諸島・カロリン諸島・西部ニューギニアを経てビルマ(現ミャンマー)までを結ぶ線の内側。