そう‐ぞう【総総/惣惣】
《「そうそう」とも》すべて。全部。また、全員。「何の彼(か)んのと—で六七両がものはある」〈魯庵・破垣〉
たま‐ぶさ【玉総】
端を玉のように丸くしたふさ。
つじ‐ぶさ【辻総】
馬具の総尻繋(ふさしりがい)の一。尻繋の組み違えの前後に総をつけ、胸繋(むながい)も間をおいて総をつけたもの。簡素な総尻繋で、殿上人(てんじょうびと)、また地下(じげ)では検非違使(けびいし)の...
と‐ぶさ【鳥総】
木のこずえや、枝葉の茂った先の部分。昔、木を切ったあとに、山神を祭るためにその株などにこれを立てた。「—立て足柄山(あしがらやま)に船木伐り木に伐り行きつあたら船木を」〈万・三九一〉
なん‐そう【南総】
上総(かずさ)の異称。下総(しもうさ)を北総というのに対する。
ふさ【総/房】
1 糸を束ねて、先端を散らし垂らしたもの。「帽子の—」 2 花や実が群がり生じて垂れているもの。フジの花、ブドウの実など。 3 袋の形になってついているもの。ミカンの内果皮など。
ふさ‐ふさ【房房/総総】
[副](スル)たくさん集まって垂れ下がっているさま。「—(と)した髪」
ほく‐そう【北総】
下総(しもうさ)の異称。上総(かずさ)を南総というのに対する。
ぼう‐そう【房総】
安房(あわ)・上総(かずさ)・下総(しもうさ)の総称。特に、安房と上総をいう。現在の千葉県。 「房総半島」の略。
みなみぼうそう【南房総】
千葉県南端にある市。漁業が盛んで、和田地区には関東唯一の捕鯨基地がある。館山市を取り囲むように形成され、同市とのつながりが深い。平成18年(2006)3月に富浦町・富山町・三芳村・白浜町・千倉町...