まきむく‐やま【巻向山/纏向山】
奈良県桜井市にある山。標高567メートル。南東に長谷寺(はせでら)がある。
まき‐も・つ【巻き持つ/纏き持つ】
[動タ四]手に巻きつけて持つ。「我(あ)が恋ふる君玉ならば手に—・ちて」〈万・一五〇〉
ま・く【枕く/婚く/纏く】
[動カ四] 1 枕にする。枕にして寝る。「かくばかり恋ひつつあらずは高山の岩根(いはね)し—・きて死なましものを」〈万・八六〉 2 《「まぐ」とも》女性と共寝する。抱いて寝る。また、妻とする。「...
まつ・べる【纏べる/集べる】
[動バ下一][文]まつ・ぶ[バ下二]一つにまとめる。一つところに集める。「沓(くつ)見—・べて腰につけ」〈浄・丹波与作〉
まつり‐ぐけ【纏り絎】
洋裁で、布端を始末する技法。裏に折った折り山から針を出し、表地の織り糸をわずかにすくい、縫い目が表に目立たないように縫い付けていく方法。和裁では、折り山をしっかり押さえたいときに用いる。まつり縫い。
まつり‐ぬい【纏り縫い】
1 「纏り絎(ぐけ)」に同じ。 2 (「纏り繍い」とも書く)日本刺繍(ししゅう)で、表現する線の太さを表すための、返し縫いなどの針の刺し方。
まつ・る【纏る】
[動ラ五(四)]まつりぐけをする。まつり縫いをする。「スカートの裾を—・る」 [可能]まつれる
まつわ・す【纏はす】
[動サ四] 1 まつわるようにする。離れないようにする。「いみじう睦(むつ)び—・しきこえ給ふ」〈源・若紫〉 2 気に入りの者や愛する者などを絶えず身近にいさせる。「おぼえいとやむごとなく、上衆...
まつわり‐つ・く【纏わり付く】
[動カ五(四)] 1 からみついて離れない。まとわりつく。「ぬれたスカートが足に—・く」 2 そばにいて離れない。いつもつきまとっている。まとわりつく。「子供が母親に—・く」「助けを求める声が耳...
まつわ・る【纏わる】
[動ラ五(四)] 1 からみつく。「足に着物のすそが—・る」 2 そばについていて離れない。つきまとう。「捨て猫が—・る」「彼の捨てぜりふがいつまでも脳裏に—・る」 3 付随する。関連する。「...