で‐ばり【出張り】
《「ではり」とも》 1 戦いのために他の場所へ出向くこと。「五百余騎にて矢矧(やはぎ)に—して」〈太平記・三五〉 2 本城から離れて分遣してある城やとりで。「崖を切り立てて、要害の—にしておくぞ...
で‐ばん【出番】
1 仕事・舞台などに出る番。「—が近づく」 2 問題解決などのためにその人の登場すべき場面。「ここまでこじれては、いよいよ先生の—だ」 3 江戸時代、商家の奉公人が公休日をもらう番。藪(やぶ)入...
デビュー【(フランス)début】
[名](スル) 1 社交界・舞台・文壇など公の場に、新人が初めて登場すること。初舞台。初登場。「華々しく—する」「—作」 2 俗に、初めて何かをすること。新たに何かを始めること。「眼鏡—」
で‐もの【出者】
1 遊里などで冷遇される客。また、広く、のけ者にされる人。「この六蔵はおちゃっぴい、—になって今はこのざま」〈浄・矢口渡〉 2 厚かましい人。〈日葡〉 3 能で、舞台に出る役。「—にならでは、神...
でんえんふうけい【田園風景】
坂上弘の短編小説。東南アジアを舞台に貿易会社に勤める会社員の日常を描く。平成4年(1992)刊行。同年、第45回野間文芸賞受賞。
とう‐がく【唐楽】
1 中国唐代の音楽、およびその朝鮮半島・日本に伝来したもの。 2 雅楽の分類の一。平安初期の楽制改革で、日本に伝来した1と林邑楽(りんゆうがく)とを合わせて成立。器楽合奏のみの管絃と舞を伴う舞楽...
とうきょうとどうじょうとう【東京都同情塔】
九段理江の小説。令和5年(2023)発表。近未来の東京を舞台に、「シンパシータワートーキョー」とよばれる犯罪者施設の塔のようすを、その塔の設計者や刑務官などの視点から描く。第170回芥川賞受賞。
とうぎゅう【闘牛】
井上靖の短編小説。敗戦直後の阪神間を舞台に、闘牛大会開催のため奔走する新聞編集局長の姿を描く。昭和24年(1949)発表。同年、第22回芥川賞受賞。
とう‐しゃ【投射】
[名](スル) 1 光線や影などを投げかけること。「照明を舞台に—する」 2 「入射(にゅうしゃ)」に同じ。 3 ⇒投影(とうえい)4
とう‐じょう【登場】
[名](スル) 1 演技者として舞台などに現れること。「上手(かみて)から—する」「真打ち—」⇔退場。 2 小説や戯曲などに、ある役をもって現れること。「—人物」 3 ある事柄の関係者として表面...