にじのたにのごがつ【虹の谷の五月】
船戸与一の長編小説。フィリピンを舞台に日本人とのハーフ、トシオの成長を描く。平成12年(2000)刊行。同年、第123回直木賞受賞。
に‐じゅう【二重】
1 同じことが二つ重なること。「おめでたが—になる」 2 同じものが二つ重なること。ふたえ。「物が—に見える」 3 「二重舞台」の略。
にじゅう‐けんりょく【二重権力】
1 二つの勢力が対立したまま権力を保持している状態。「革命政府と亡命政府による—支配が続く」 2 表面上の権力者とは別に、裏に潜む実力者が影響を及ぼす状態。「舞台裏から政権を操る—構造」
にじゅうのかぎ【二重の鍵】
《原題、(フランス)À double tour》フランス映画。1959年公開。監督はシャブロル。監督初のカラー作品。南仏のブルジョワ家庭を舞台とする心理スリラー。
にじゅう‐ぶたい【二重舞台】
劇場で、平舞台より一段高い舞台。平台と箱馬を組み合わせ、必要に応じて平舞台上に組み立てる。高さによって、常足(つねあし)・中足(ちゅうあし)・高足(たかあし)などの別がある。
にてんご‐じげん【二・五次元】
(主にアニメーションファンの間で)二次元2の立体化したものや、逆に三次元2を平面化したもののこと。前者はアニメなどのキャラクターのフィギュアやコスプレーヤー、実写化・舞台化作品、後者は実在の人物...
にとものがたり【二都物語】
《原題A Tale of Two Cities》ディケンズの長編小説。1859年刊。フランス革命のころのパリとロンドンを舞台に、四人の男女の複雑に変転する運命を描いた大作。
に‐の‐まつ【二の松】
能舞台で、橋懸かりの前の白州に等間隔に植えられた3本の若松のうち、まん中の松。袖摺(そです)りの松。
にほん‐げいじゅつぶんかしんこうかい【日本芸術文化振興会】
伝統芸能や現代舞台芸術の保存・振興・普及、芸術文化の振興・普及活動への援助などを行う独立行政法人。国立劇場・国立演芸場・国立文楽劇場などを運営する。昭和41年(1966)特殊法人国立劇場として設...
にほんさんもんオペラ【日本三文オペラ】
武田麟太郎の中編小説。浅草のアパートを舞台に市井の人々の生活を描いたリアリズム小説。昭和7年(1932)「中央公論」誌に発表。昭和10年(1935)刊行の作品集「市井事」に収録。