いえ‐もと【家元】
技芸の道で、その流派の本家として正統を受け継ぎ、流派を統率する家筋。また、その当主。室町時代に始まり、江戸時代に諸芸道の発展とともに、能楽・狂言・舞踊・音曲・香道・茶道・華道・武道などについて多...
いざよい【十六夜】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「梅柳中宵月(うめやなぎなかもよいづき)」。河竹黙阿弥作詞、清元お葉作曲。安政6年(1859)江戸市村座初演。「小袖曽我薊色縫(こそでそがあざみのいろぬい)」の中で、十六...
いしょう‐かた【衣装方】
演劇・舞踊などで、出演者の衣装の世話をする人。衣装付け。
いちかわ‐りゅう【市川流】
日本舞踊の流派の一。7世市川団十郎に始まり、9世団十郎によって芸風が確立された。
いちはらの【市原野】
歌舞伎舞踊。富本節。3世桜田治助作詞、名見崎徳治作曲。本名題「当稲俄姿画(わせおくてにわかのすがたえ)」。文久3年(1863)江戸守田座で初演。洛外市原野で源頼光・袴垂保輔(はかまだれやすすけ)...
いっ‐きょく【一曲】
1 音楽のまとまった作品一つ。または、音楽や舞踊のひとくぎり。 2 雅楽の舞曲。雑楽。寺の行事などの行列の道行きに、左右各一人の舞人が、特殊な鼓(つづみ)を打ち鳴らしながら舞う。
いっ‐せい【一声】
1 大きい一つの声や音。ひとこえ。「汽笛—新橋を」〈大和田建樹・鉄道唱歌〉 2 能の構成部分の一。シテの登場、舞のかかりなどに謡う定型的な短い謡。 3 能の囃子事(はやしごと)の一。シテの登場な...
いなか‐ぶし【田舎節】
1 民謡。 2 歌舞伎舞踊の中で、特に民謡を取り入れた伴奏音楽で踊る部分。 3 日本音楽で、陽旋法のこと。主に民謡に用いられるところから、明治中期に上原六四郎が命名。→都節(みやこぶし)
いのうえ‐やちよ【井上八千代】
日本舞踊、京舞井上流の家元の名。現在は5世[1956〜 ]。
いのうえ‐りゅう【井上流】
日本舞踊京舞の流派の一。女舞で、江戸末期に初世井上八千代が創始。京都祇園に勢力をもつ。